ケーブルなしの車充電システム トヨタが開発、数年内の実用化目指す

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他社の開発も急ピッチで進み、競争はさらに過熱

   実証実験は愛知県内のPHV保有者宅などで車両3台を使って1年間の予定で実施される。使い勝手や充電頻度、送受電コイルの位置ずれの許容範囲といった実験結果を検証して技術開発をさらに進め、数年内での実用化を目指す考えだ。

   電動自動車の利用者にはケーブルを取り出したり、収納したりするのが面倒という不満が少なくない。ケーブルなしでの充電が可能になれば手間が省けることになり、電動自動車普及の強力な援軍になるとみられる。

   国内外の自動車メーカーが開発を競っているが、現時点で市販化したメーカーはない。トヨタは2011年4月に、この分野で高い技術を持つ米WiTricity社と提携し共同開発を進めてきた。実証実験にたどり着いたことで他社に一歩先んじた形だが、他社の開発も急ピッチで進んでおり、実用化に向けた開発競争はさらに過熱しそうだ。

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