ジャンプ団体銅の竹内択 難病「腕を上げるのも疲れる状態だった」

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   ソチ五輪ノルディックスキー・ジャンプ男子ラージヒル団体で、長野五輪以来16年ぶりにメダルを獲得した日本チームの1人・竹内択選手(26)は、試合後に難病「チャーグ・ストラウス症候群」と診断されたことを公表した。

   2014年2月21日にはブログを更新し、改めて自身の病気について詳細に語っている。

120万人に1人の「チャーグ・ストラウス症候群」

竹内選手のブログ
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   チャーグ・ストラウス症候群は血管の病気で、ぜんそくとアレルギー性副鼻腔炎の人の一部が発症すると言われている。かかる確率は120万人に1人だという。

   竹内選手は2~3年前から大人ぜんそくにかかり、同時期にアレルギー性副鼻腔炎を発症して徐々に匂いがわからなくなった。13年には症状が悪化。

「普段から酷い咳で気管支が狭い感じがして息がし辛く、ランニングやバレーボールも5分もしないうちに息ができないほど苦しくなり、最終的にはただシャワーで頭を洗うだけで腕を上げるのも疲れる状態になりました。そんな状態から(13年末~14年始の)ジャンプ週間最終戦を前に40度近いの熱が出て、四六時中腹痛が伴い、腹痛と咳で寝れない日々が続き帰国しました。帰国後の緊急入院し精密検査でチャーグストラウスの可能性が高いといわれました」

と、発覚までの経緯を詳細に語った。

「言い訳に聞こえるのが嫌で、結果が出なければ言うつもりなかった」

   入院生活で脚や腹の筋肉が落ち、五輪に間に合わないのでは、とも考えたが、これまでのトレーニング以上に自分の体に鞭打ち、周りの人の協力もあって「なんとかある程度納得できる状態で現地到着」したという。

   公表が試合後だった理由について、

「この病を告白するにあたってメダル獲得という結果を残してからにしたかったのは、病が言い訳に聞こえてしまうのがいやなので、結果がでなければ言うつもりはなかったです」
「同じ病気や闘病生活で今まで抱いていた夢や希望がなくなりそうになっても、強く念じて踏ん張ってがんばればメダルは穫れるんだという事を証明したかった。ただそれだけです(原文ママ)」

と説明している。

   なお、2月22日に更新したブログでは「昨日病院で検査をしてきたけど、経過は至って良好^^♪」と元気そうなコメントを残している。3月からスタートするワールドカップのため、2月24日から約2週間ヨーロッパに遠征するという。

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