「PS4」日本ではどこまで売れるのか 海外の販売数500万台突破と絶好調だが

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   ソニー・コンピュータエンタテインメントの新型ゲーム機「プレイステーション4」が欧米での発売から遅れること約3か月、いよいよ日本でも2014年2月22日、発売される。

   ネット接続によるソーシャル機能などを強化したことなどが受け、海外では好調に売り上げを伸ばしているが、日本市場ではどうなるのか。

世界では早くも目標販売台数を突破

プレイステーション4
プレイステーション4

   約7年ぶりの新型機となるPS4は、ネット接続によるソーシャル機能を強化したのが特徴だ。Ustreamやニコニコ生放送などを使ってゲームのプレイ画面リアルタイム配信できるほか、コントローラの「SHAREボタン」でスクリーンショットをFacebookやTwitterに投稿する新機能も搭載した。

   欧米など56か国・地域では2013年11月から順次販売を始め、累計実売台数は14年2月8日時点で530万台を突破している。3月末までに500万台と設定した当初の目標を前倒しで達成した。2014年2月22日の日本発売前から目標数値を早々と超えており好調な発進と言える。2006年11月に投入したPS3の初年度販売台数は355万台だった。

   日本発売が他国より遅れることが発表された際は、

「いくらなんでも遅すぎる」「日本軽視もここまで来たら論外」「遅くても12月だと思ってましたが、まさか2月まで待たされるって・・・」

   などのコメントでプレイステーション公式ブログが「炎上」したこともあったが、それだけ期待が高いことの裏返しともいえる。

   東京・銀座ソニービルで行われる発売記念イベントの整理券を目当てに2日前から行列ができ、報道によると朝11時の配布開始時には約50人が集まった。

   ツイッターでも盛り上がっていて、

「ついに明日PS4発売だー 開店時間前に店行こー」
「明日PS4発売か。新ハードが出る度に心踊るのは子供の時から変わらないな」
「どうしよう。とてもPS4が欲しい。これはもう、買うしかないな」

と期待が高まる声がたくさん出ている。

   プレイステーション公式ツイッターアカウントのカウントダウンイベント中継の告知は、約5000回リツイートされた。

懸念されているのはソフトの不足

   期待が高まる一方で、提供コンテンツが充実するまでは様子見という人も少なくない。ツイッターでは、「まだ買わんよ、欲しいソフト少ないから」「気になってるけどまだ出るソフト少ないからいいかな」「ソフト充実するまでしばらくかかりそうだね」といった書き込みが出ている。PS4と同時発売のソフトに「龍が如く 維新!」といった人気シリーズが出るが、その後の大型タイトル発売までは数か月あいてしまい、発売日未定となっているソフトも多い。

   日本での発売を遅らせた理由のひとつとして河野弘社長が、本体と同時に発売する国内メーカーのソフトを揃えるためと説明していたため、不満も収まっていない。

   また、旧ハードとの互換性が断ち切られたことに不満の声もある。PS、PS2、PS3、PS VitaのゲームディスクはいずれもPS4では使用できない。「PS4欲しいけどPS3のソフトとトルネの互換性がなぁ?…」というツイートもされている。興味を持ちつつも上記の理由で購入に踏み切れない人がどう動くかで、売れ行きが左右されそうだ。

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