従軍慰安婦「河野談話」の信ぴょう性揺らぐ 元官房副長官国会証言でズサン作成過程明らかに

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慰安婦問題を蒸し返しについて「日本政府の善意が生かされていない」

   さらに、河野談話を出したことは「苦渋の選択」で、最近になって韓国政府が慰安婦問題を蒸し返していることについては、

「私は当時の日本政府の善意が生かされていないということで非常に残念だと思っている」

と悔やんだ。

   また、政府や軍の直接的な関与については改めて否定した。

「談話の文言にもあるように、主として募集は業者が行った。その業者の募集の過程で官憲とか軍が関わった可能性があるという証言になっており、日本政府あるいは日本軍の直接的な指示で募集したということを認めたわけではない」

   ずさんな作成過程が明るみになったことで、見直しに向けた動きも出てきた。菅義偉官房長官は、

「この問題についても、学術的観点からさらなる検討が重ねられていくことが望ましい」
「検証方法は、(証言が非公開だという)機密の中でどうできるか検討したい」

と答弁。韓国側は強く反発したが、翌2月21夕方の記者会見でも、

「日本とすれば、国会で質問されて、政府としての思いを私が述べたということ」
「第1次安倍内閣でも閣議決定をする中で『強制性はなかった』ということは明言している。そうしたことも含めて、聞き取り(調査について)の検討は約束したものなので、保秘、機密保持を前提にやっていきたい」

と調査に前向きな答弁をした。

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