森元首相「真央は必ず転ぶ」発言波紋止まらず 全容記事で新たな「失言」も浮上

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「そんなに悪い感じではないね」

   ところがその後、発言をより詳しくした記事が出るにつれ、「そんなに悪い感じではないね」「最後まで読むと全くニュアンスが変わる」と擁護論も聞こえてくるようになった。ラジオ番組「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ)の公式サイトに掲載された発言の書き起こしをみてみると、たとえば「必ず転ぶ」発言は、30番目に登場する浅田選手を心待ちにしていた視聴者の心境に寄り添うような流れの中で語られたものだということが分かる。

「ショートプログラムだから、1回何分かな。3分半くらいかな。そんなもんだったと思いますけど、それ全部やって一番最後に真央ちゃん。なんとか頑張ってくれと思って皆見ておられたんだろうと思いますが、見事にひっくり返っちゃいましたね。あの子、大事なときには必ず転ぶんですよね。なんでなんだろうなと」

   また、浅田選手を団体戦に出したことに対する発言は、浅田選手のトリプルアクセルに期待を込めた協会側を批判する文脈で語られたもので「(団体戦での転倒による)傷が浅田さんに残っていたら、ものすごくかわいそうな話なんですね。負けるとわかっている団体戦に何も浅田さんを出して、恥かかせることなかったと思うんですよね。その、転んだということが心にやっぱ残ってますから」となっていた。森元首相は「なんとしても転んじゃいかんという気持ちが強く出た」とショートプログラム時の心境を分析し、「ちょっと運が悪かった」と浅田選手を気づかった。

   これを受け、擁護の声も目立つようになり、「悪いのは省略しまくって広めたやつ」「メディアの嘘に騙されたらダメ!!」「マスコミの情報操作=プロパガンダがすごくわかる」と怒りの矛先をメディアに向ける人も少なくなかった。

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