都内の図書館で「アンネの日記」や関連書籍のページが破られる被害が相次いでいる問題で、米国のユダヤ人人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」が2014年2月20日(米国時間)、「衝撃と深い憂慮」を表明する声明を発表した。声明では、一連の被害が
「ホロコーストでナチスの犠牲になった150万人のユダヤ人の子どもの記憶を中傷する組織的活動を強く示唆している」
と非難。日本当局に対して、速やかに犯人を特定するように求めていた。
菅義偉官房長官も2月21日夕方の会見で、
「本件が事実であるとすれば、我が国として受け入れられるものではなく、きわめて遺憾なことであり、恥ずべきこと。警察当局もしっかり捜査すると考えている」
と犯行を非難した。