浅田真央、会心の演技に日本中感動の渦 「涙が止まりません」「伝説になる演技」…

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   ソチ五輪フィギュアスケートの女子フリーが2014年2月20日(日本時間21日未明)に行われ、浅田真央選手(23)が自己最高となる142.71点を出した。

   ショートプログラムでは16位と大きく出遅れたが、6位に入った。4年間の集大成にふさわしい会心の演技に、インターネット上はたちまち真央ちゃんフィーバーとなった。

支えてくれた人たちに「恩返しもできた」

浅田選手の演技にネット興奮(2010年4月撮影)
浅田選手の演技にネット興奮(2010年4月撮影)

   前日のショートプログラムは、冒頭のトリプルアクセルで転倒し、後半のコンビンネーションジャンが2回転ループになるなど、ミスが重なった。結果は55.51点で16位。演技直後の浅田選手は「自分でも終わってみてまだ何も分からないです」と呆然とした様子で、「自分の演技が全然できませんでした」と語っていた。

   そして迎えた20日のフリープログラム。浅田選手は12番目に登場し、トリプルアクセルや3連続ジャンプなどを次々と決め、6種類8回のトリプルジャンプすべてを成功させる圧巻の演技を披露した。演技後には感極まった様子で涙をみせ、会場の声援に手を振りながら笑顔でこたえた。結果は自己ベストとなる142.71点で、合計点198.22点に。メダルは逃したが6位まで巻き返した。

   浅田選手は「これが、自分がやろうと思っていた構成なのでよかったです」と笑顔をみせた。ショートプログラムについては「すごく悔しくて取り返しのつかないことをしてしまったなという思いがある」と振り返り、フリーでは4年間やってきたことを出せたと話す。また、支えてくれたたくさんの人たちに「恩返しもできたのではないかと思っています」とも語った。

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