クルマは「もともと廃車にする予定だった」
それにしても、整備士はアルバイトではない、正社員だ。ネッツトヨタ静浜のイメージダウンは避けられないかもしれない。今回の件について、ネッツトヨタ静浜に聞くと、クルマの持ち主を含む4人の整備士は同僚で、「ふだんから仲がよかった」という。
ただ、4人の大人がクルマの上に載れば、相応の傷はつくだろうし、凹んだりもする。ボンネットや天井の凹みに塗装などが加われば、一般に20万~50万円は下らないとされる。板金のやりにくい場所や工程、部品ごと交換しなければならなくなれば、修理代はさらにかさむ。被害額は安くない。
ところが、今回に限って言えば、修理代はかからない。ネッツトヨタ静浜は、「もともと持ち主がクルマを買い替えるため、廃車の予定で持ち込んだようです」と説明。それもあって、写真のような悪ふざけをしたようなのだ。本人たちにしてみれば、廃車にするから、傷つけようが凹まそうがよかったということらしい。
とはいえ、誤解を招きかねない行為でもあり、同社では社内規定に照らして、「何らかの処分を下す」としており、現在検討中としている。