籾井会長「どこが悪い発言」報道 NHK内部の不満分子のリークなのか

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会長発言については、賛否が分かれる

   写真週刊誌「フラッシュ」の2014年2月4日発売号によると、安倍首相に考えが近いとされる籾井勝人会長は、極端に左寄りのNHK職員の情報を集めるように幹部に伝えたと、ある職員が取材に明かした。籾井会長は6月の人事でこうした職員を外したいのではないかというのだ。もっともこの話の真偽も全く定かではない。

   また、経営委員の百田尚樹氏は、1月14日の委員会で、尖閣や竹島の問題、靖国神社に関する東京裁判や在日朝鮮人・韓国人に関わることなど、歴史的課題などを知らせる番組があってもよいのではないかと発言していた。この発言については、韓国の大手紙「中央日報」は百田氏がNHKに制作圧力をかけていると報じるなど、波紋を呼んでいた。

   もしNHK内部からリークがあったとしたら、こうした経営委員らの言動を苦々しく思い、なんとか辞めさせたいという思惑があったのではないか――そんなうがった見方がネット上で出ているようだ。

   民主党の小西洋之参院議員は、ツイッターで2月1日、「私の知り合いのNHK職員の方々(記者、番組制作)から、NHK籾井会長を何とかして欲しいとの声が寄せられています」と明かした。また、依頼があったのかは分からないが、元NHK記者の井出庸生衆院議員(結いの党)は、2月13日の衆院予算委で、籾井会長に辞任するかどうかを質している。こうした情報も、リーク説が広まっている原因らしい。

   なお、朝日が報じた籾井会長の発言については、ネット上で賛否が分かれている。好意的な意見としては、「潰しに掛かってるのがあからさま過ぎ」「国民の理解が得られる事実しか言っていない」といった声が出た。一方で、「人選ミスだったとしか思えない」「国益の何たるかについて全く無知な人やわ」といった批判も上がっている。

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