文化庁が後援する書道の公募展「全日展」で、都道府県の名を冠した「知事賞」が、実在しない疑いのある人物に贈られていた問題で、主催者の「全日展書法会」会長の書家・龍源齋大峰さんが責任を取って会長を辞任したことが、2014年2月18日までにわかった。
「知事賞」は、各都道府県から応募された優れた作品に贈られる賞だが、NHKの報道などによると、13年11月に開かれた全日展では、少なくとも12の県について、受賞者が賞の贈呈式に現れず、賞状を郵送しても宛先不明で届かなかったという。全日展書法会は該当の県に賞状を返送した。