「基本的には国ではなく選手を讃えるべきだという考え」
為末さんはこうした声を受け、2月17日に自身の考えをまとめてツイートした。
「選手がメダルを噛む行為に対し、私自身はほぼ抵抗がありませんが、思ったよりも抵抗を持っている人が多いのがわかりました。するかしないかは選手の自由だというのが私の考えですが、ただあの場合日本もですが、海外メディアからも要求される事があります」
「もう一つ海外で"誰かに命令されたから"を理由にするとあまり尊敬されない空気があります。裏では違うかもしれませんが表向きは、選手は自主的で自分の意見を持つべきとされているからかもしれません。ですのでもし日本が方向性を統一するとしても今回ではないタイミングで時間が必要だと思います」
「(前略)メダルが国家のものではなく選手のものであるというのがIOCの立場です。オリンピック自体がIOCによって管理されていますので基本はこれに従わざるをえません」
「ただ現状各国が強化費を入れて競技強化を行う以上、国家と個人のものであると考えられます。私はどちらかというと個人のものであるという側面が強いと思っています。当然節度はありますが、基本的には国ではなく選手を讃えるべきだという考えです」
なお、竹田氏とはFacebookのメッセージでやり取りをし、互いの考えを分かり合ったようだ。