「両親が話せても子が話せることにはならない」
「話せる」との表現がどのレベルを指すのかは曖昧だが、たとえば元参院議員の田村耕太郎氏は13年1月8日、「日本の陸軍士官学校を卒業した父、故朴正煕大統領の娘ということで親日派と期待される朴槿恵次期韓国大統領は、父親と違い、日本語が話せない」とMSN産経ニュースで述べている。
元時事通信ソウル特派員の評論家・室谷克実氏も、訪日時に日本語で話したというのは聞いたことがないとした上で「あの時代(戦後生まれ)の人で、まともな日本語を話すことは難しいでしょう」と首をひねる。日本でいうところのジャパニーズイングリッシュ(和製英語)のように、感覚的に日本語の単語を使っていることはあるにせよ、普通に話すレベルの語学力はないだろうとの見方を示す。
「両親が話せたからといって、朴槿恵が話せるという事にはなりませんよ。であれば、あの時代の人はみんな話せることになってしまいますからね」
朴大統領は母国語のほかに中国語、英語、フランス語、スペイン語が話せるとされていて、特に中国語は精華大学の講演で披露し話題になった。だが、これについても室谷氏は「中国語は大学で勉強したそうですが、電子工学科でなぜ中国語を勉強したのか不思議ですね。スピーチで話す程度はできるにせよ、中国語で普通に会話ができるレベルにはないと思います」と話す。