JR東には技術面で一日の長
JR西に先立つ形で、JR東日本も「クルーズトレイン」を新造して16年春以降運行を始める方針を13年6月に発表している。運行ルートや価格はまだ明らかになっていないが、新造される列車についてはある程度発表されている。10両編成で1両あたり客室を2~3室設ける。いずれもスイートルームで、2つのランクの部屋が設けられるという。それ以外に、食堂やラウンジもできる。
技術面ではJR東日本に一日の長がありそうだ。新列車は、電車のようにモーターで動くが、架線が通っていない非電化区間も走ることができる。電化区間は架線から電気を取るが、非電化区間では発電機を回してモーターに電気を送るためだ。この方式は「EDC方式」と呼ばれ、日本に導入されるのは「クルーズトレイン」が初めてだ。