ビール大手5社の2014年1月のビール類(ビール、発泡酒、新ジャンル)の課税出荷数量は、前年同月比9.5%増の2248万ケース(1ケース大瓶20本換算)と3か月ぶりにプラスとなった。2月13日、アサヒグループホールディングス(HD)、キリンHD、サッポロHD、サントリーHD、オリオンビールが発表した。1月単月としては3年ぶりのプラス。
商品リニューアルなどが奏功。また、年末年始の連休が9日間と長く、好天にも恵まれたことがプラスに働いた。市場在庫の滞留で出荷ペースが低調だった前年1月の反動もある。
ビール類全体に占める酒類別の構成比は、ビールが49.9%、発泡酒が14.0%、新ジャンルは36.1%。ビールが前年比10.0%増で2か月連続のプラス。ビールの2ケタ増は20か月ぶり。発泡酒は3.5%増で8か月ぶりのプラス。新ジャンルも11.2%増で2か月連続のプラスとなった。3つのカテゴリーすべてがプラスとなるのは、13年5月以来8か月ぶり。