「聖母マリア」といえばイエス・キリストの母だが、新約聖書では処女のまま、聖霊により身ごもったとされている。
神話の世界の話と思われてきたが、何とこの2014年、聖母マリアが再来した!?と話題だ。このほど出産した修道女が、「妊娠に気付かなかった、性行為していない」と主張しているらしい。
出産した子は「神様からの贈り物」
今回話題になっているのは、ロクサーナ・ロドリゲスさんという、イタリアの修道院につとめる33歳の修道女だ。
英紙「デイリー・テレグラフ」など複数の海外メディアの報道によると、ロクサーナさんは2014年1月14日の夜遅く(現地時間)、激しい腹痛を訴え、病院に搬送された。数時間後、約4000グラムの元気な男の子を出産。現在のローマ法王の名前にちなんで、フランシスコと命名した。男の子の父親は、ロクサーナさんの出身地のエルサルバドルにいるとみられる。
おめでたいことだが、ロクサーナさんは修道女の身だ。12年に修道女になった際、「清貧」と「従順」、そして「純潔」を守ると誓いを立てていたことから、彼女の出産についてカトリック教会からは批判の声が上がっている。
一方でロクサーナさんは、胃の感染症と膀胱炎を患っていて、お腹がふくらんでいたのは病気のせいだと思い込み、本当に妊娠に気付かなかった、性行為もしていないと主張しているという。
ロクサーナさんは出産した男の子を「神様からの贈り物」と言い、自分で育てていくことを決めたとのことだ。