りそなホールディングスは、返済が残っている公的資金7724億円のうち4164億円を返済した。2014年2月3日に、預金保険機構がりそなHDの普通株式1624億円分を市場で売却し、6日には優先株2540億円分を相対取引で預金保険機構からりそなHDが取得した。その結果、預金保険機構の出資比率(議決権ベース)は21.63%から4.27%に低下したため、筆頭株主から外れた。
2003年に実質国有化されたりそなには、ピーク時には3兆1280億円の公的資金が注入された。今回の返済で、最大で2964億円にのぼった普通株式による公的資金は完済。残りは優先株3560億円分となった。