任天堂が3期連続の営業赤字へ、事業構造変えないで再起できるのか

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魅力あるソフトを投入できるか

   苦境に直面する任天堂は1月30日に経営方針説明会を開催した。新たなビジネスモデルの提示があるかどうかが注目されたが、岩田社長は「ハードとソフト一体型のプラットフォームは今後も経営の中核」と強調した。要するに、従来のビジネスモデルを維持するということだ。

   説明会では健康関連事業に乗り出すことも発表されたが、注目されていたスマホとの連携については、任天堂ゲームの認知度向上のためにアプリを通じてスマホを活用すると述べるにとどめ、ゲームソフトの提供はないと説明した。

   新たな収益モデルの提示がなかったことが失望され、この日の東京株式市場で任天堂株は前日終値比555円安の1万2325円と一段安になった。「ファミリーコンピュータ」の発売以来、業界を牽引してきただけに市場の関心も高い。業界では「ハードが売れないのでソフト開発も進まないという負の連鎖に陥っている。これからどう立て直すかが見もの」との声も聞こえてくる。業績好転はやはり魅力あるソフトをいかに投入できるかにかかっている。

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