佐村河内さん側「医学的にどうなのかということをこの場で証明しろなんて言うのは難しい」
半面、佐村河内さんの代理人を務める折本和司弁護士は、
「私どもは、ご本人が耳が聞こえないのは本当だろうと思っている。まず、障害者手帳については、私どもも確認している」
と反論するが、
「それが医学的にどうなのかということをこの場で証明しろなんて言うのは難しいこと。少なくとも、私たちはそういう印象を持っている」
と話しており、障害者手帳があることが根拠のようだ。
新垣さんも佐村河内さんの障害者手帳を1度だけ見たことがあるという。「世間に『自分は耳が聞こえないんだ』というスタンスを取った直後」の98~99年頃のことだ。新垣さんは佐村河内さん側の主張を踏まえた上で証言をしているとも言える。新垣さんは、佐村河内さんが不正に障害者手帳の交付を受けていたと認識しているようだ。