佐村河内氏側「耳聞こえない」と主張 唯一の根拠は障害者手帳取得だが…

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   作曲家の佐村河内守(さむらごうち・まもる)さん(50)が自分で作曲していなかった問題の多くの部分は、ゴーストライターの新垣隆さん(43)が2014年2月6日に記者会見を開いたことで明らかになった。

   だが、佐村河内さん側と新垣さん側で見解が対立しているのが、佐村河内さんの聴覚障害についてだ。佐村河内さん側は障害者手帳を持っていることを根拠に「耳が聞こえないのは本当だろうと思っている」と主張している。ただ、過去には数百人単位で障害者手帳の不正取得が発覚したケースもあり、取得の経緯について本人が説明することが求められそうだ。

「私が録音したものを彼が聞き、彼がそれに対してコメントする」

   佐村河内さんの公式プロフィールの内容を踏まえると、1980年頃に聴覚障害を発症し、99年に発表した「交響組曲ライジング・サン」の着手直前に聴力を全て失ったことになっている。佐村河内さんが35歳の時だ。

   ところが、ゴーストライターの新垣さんは会見の中で、

「初めて彼と会ったときから今まで、特に耳が聞こえないということを感じたことは一度もない」
「私が録音したものを彼が聞き、彼がそれに対してコメントするというシーンは何度もあった」

と話し、佐村河内さんは健常者と同様に会話ができる状態だとの見方を示した。

「『これからはそういう(耳が聞こえないという)形で』ということを聞いたことがある」

とも明かしている。その時期については「ゲーム音楽が発表された後」と振り返っている。1998年6月発売の「バイオ ハザード ディレクターズカット デュアルショックVer.」のことを指しているとみられる。

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