すべての作業は自己責任で
話題になっていることもあってか、アマゾンの「オペレーティングシステム 」カテゴリーの5位にランクインしている(6日16時半現在)。しかし、サポート終了後もXPを使い続けるということの是非がネットで議論になっている。
賛成派からは「この手の雑誌って情弱向けなんだから全然アリ」「そら使い続けたい人もいるやろ」「別に叩く必要ないじゃん。 欲しい人が少ないなら売れないだけだ」と問題ないという意見が出た一方で、
「OSの脆弱性突かれたらウイルス対策ソフトは役に立たないんだが」「情報が入っていなくても、踏み台にされるかもしれないから、 ネットには繋ぐなよ」「わぁ。これ読んで『XPはまだいける!』と勘違いしちゃってXP続投する市町村のお役所が目に浮かぶ」
などと、セキュリティ上問題があるのではという批判もある。
上述したように「Windows XPを安全・快適に使い続けるための本」にウイルスソフトによる対策の説明があったが、Windows移行サービスを提供するNECシステムテクノロジーのサイトによると、
「ウイルスソフトは、あくまでもウイルスの亜種を突くものであって、OSのセキュリティホールを防ぐものではない。また後追いでウイルス定義ファイルをダウンロードする必要があり、タイムリーな防衛には限界がある。根本的な解決にはなりえない」
とされている。
ちなみに「安全・快適に使い続けるための本」の8ページ目には、「ご購入前に必ずお読みください」という項目で、情報提供を目的としているため「必ず自己責任で、すべての作業を行ってください」という記述があった。
同書の話題に反応したのかマイクロソフトの広報ツイッターは、
「パソコンを『安全・快適に使い続け』たいとお考えのお客様には、XP発売当時と比べ処理速度やセキュリティ機能が飛躍的に向上している最新パソコンへの買い替えをお勧めしています」
と宣伝している。