爆問太田が「明日ママ」脚本を痛烈批判 「見え見えで陳腐。書き手の技術不足」

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   日本テレビ系の連続ドラマ「明日、ママがいない」について、児童養護施設の描き方などが議論になっているが、爆笑問題の太田光さん(48)もこの論争に「参戦」した。

   クレームを付ける側に「ドラマの制作現場が委縮する」「面白半分でクレーム入れてるんじゃないか」などという批判が多かったが、太田さんは内容への批評を展開した。

「孤児の文学の王道通り。キャラクターが紋切り型」

「明日、ママがいない」公式サイト
「明日、ママがいない」公式サイト

   「明日ママ」への言及があったのは、2014年2月5日放送のラジオ番組「爆笑問題カーボーイ」(TBSラジオ系)でのことだ。

   番組冒頭から、「3話全部見た」と明日ママの話題を切り出した。

   太田さんはドラマの内容に違和感を覚えているが、「世間が感じてる違和感とちょっと違うんだよね」という。

   問題の1つとして取りざたされているのは、芦田愛菜さん演じる「ポスト」のあだ名の由来が「赤ちゃんポスト」であることだが、「見てると逆説なんですよ全部。ポストは芦田愛菜が気に入ってるあだ名であって、だからこそそれがヒロイズム的な名前として、象徴としてある」と主張する。

   さらに三上博史さん演じる施設長が、施設の子供に対し「お前らはペットと同じだ」などと言うせりふがあったことも問題視されたが、これも「見え見えの逆説なんだよね。この人は本当は心優しい人で、そのうち人の痛みを知る、あるいはこの先絶対善人になるって明らかにわかる」。太田さんはその「見え見え」が嫌なのだという。

「古いなと。そのパターン。わかりやすすぎるんだよあまりにも。言ってみれば赤毛のアンにしろトム・ソーヤーにしろ、ハイジにしろ、孤児の文学ってあるわけですね。それの王道通り、むしろそれより陳腐ですよね。キャラクターが紋切り型」
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