「青いカニ」も茹でれば赤くなる!
タラバガニが「ラベンダー色」であることについて、登別マリンパークニクスは「青色のカニはこれまでも見つかっているのですが、(青色の原因は)はっきりしたことはわかっていません。もともとカニは青の色素をもっているのですが、このタラバガニは何らかの原因で、もう一方の赤の色素が抜けたことが考えられます」と説明する。
北海道新聞(1月23日付)には、道立総合研究機構栽培水試(室蘭)が「エサの影響なのか、色素を欠く突然変異の可能性がある」とのコメントを寄せている。
「青いカニ」が見つかった例では、2008年には有明海で青い竹崎ガニ(ガザミ)が、2012年には鳥取県で青い松葉ガニ(ズワイガニ)が発見されたケースがある。
北海道では、2004年9月にカニ・海産物販売大手のマル海 光洋水産の根室工場で、やはり仕入れたカニの中にきれいな青色のアブラガニがいた例があり、話題になった。
ちなみに、このカニは他のカニと同じように茹でて出荷されたようで、青いカニも茹でると普通に赤くなるそうだ。