実家のある福島を応援したいと再結成
久仁彦さんは現在、東京で単身赴任状態。妻の実家は福島県で、息子の三希央さんは福島市内の有名バレエスクールで技を磨いてきた。2011年3月11日の東日本大震災では、家族は無事だったが、東京電力福島第1原発の事故は地元に大きな衝撃をもたらした。米ニューヨークで開かれる国際大会に出場する予定だった三希央さんだが、「家族を置いていけない」と断念したという。
震災は、久仁彦さんの心境にも変化をもたらした。福島には実家があり、2006年に「狩人」として最後に出したシングルは福島県を歌った曲だった。地元を応援したいとの気持ちが強まり、2012年の「狩人再結成」につながったそうだ。2014年に入ってからも、複数の歌手とともに1月17日、小田原市でコンサートを開催。以後、1月だけで関東地方5か所の会場でコンサートを行うなど精力的に活動している。