ロンドン往復、格安3万3000円! 日本人観光客呼び込み「キャンペーン」続々

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   日本を訪れる外国人観光客が1000万人を突破する一方で日本人観光客を自国に呼び込もうと、「オトク」なキャンペーンが次々登場している。

   ブリティッシュ・エアウェイズは、羽田や成田発の航空券の一部を2014年2月14日まで、往復3万3000円の格安で販売する。この格安航空券、英国政府観光庁の協力を得て実現したもの。国を挙げて、招致しようというわけだ。

英国観光庁が「補助」して、安値を実現

東京‐ロンドンの航空券、3万3000円!(画像は、「ブリティッシュ・エアウェイズ」のホームページ)
東京‐ロンドンの航空券、3万3000円!(画像は、「ブリティッシュ・エアウェイズ」のホームページ)

   旅行の対象となる航空券は2月7日から5月末までの便。羽田や成田からロンドンやマンチェスター、エディンバラなど英国の主要9都市まで、3万3000円。プレミアム・エコノミークラスも、往復9万5000円からとなっている。差額の一部を英国観光庁が「補助」して、この安値を実現した。

   燃油サーチャージや空港施設利用料、税金などは別途必要だが、ロンドン行きの他の格安航空券と比べても安いほうの料金になっている。

   航空券はホームページ(HP)から申し込める。ブリティッシュ・エアウェイズ日本・韓国地区支社長のジョンティ・ブルナー氏は、「これからの季節、英国はミュージカルやコンサート、プレミアリーグの観戦など、楽しいイベントが盛りだくさん。また、春は英国ならではの美しいイングリッシュガーデンを見るには最高の季節です」と紹介している。

   ブリティッシュ・エアウェイズを利用すれば、英最大規模のウェストフィールド・ショッピングモールや、セレクトショップの老舗「リバティー」などの店でのショッピングを、期間限定の特別ディスカウントで楽しむこともできる。

   じつは英国では、外国人観光客を誘致する活動を展開中。英国観光庁はこのほど、ホテル従業員などが英国を訪れる外国人客にどう対応すべきかを記した、観光業界向けの手引き書を作成。フランス人やドイツ人、オーストラリア人などと、相手の国ごとにアドバイスを盛り込んだ。

   日本人への立ち振る舞いについても、たとえば、「日本人の要望には、たとえ具体的に言われなくても、すべて先回りして対応すること」という。「やるべきこと」「やってはいけないこと」を紹介するコーナーでは、「日本人客にははっきり『ノー』と言わず、もっと感じの良い言い方を考えなければならない」と助言している。

ドバイ行き往復1万5000円から

   他にも航空会社のキャンペーンはあるようだ。カタール航空も「春先取りキャンペーン」を開始。2月1日から3月31日まで、成田か、関西国際空港を出発してドバイやローマ、ロンドン、バルセロナ、イスタンブールにカサブランカなど、人気の都市までオトクな運賃で「飛べる」。

   出発期間は4月1日から7月23日まで(ゴールデンウィークを除く)。航空券の購入は、10日ごとに対象となる旅行先が変わるので、行きたい都市の購入期間をチェックする必要がある。

   たとえば、ドバイ行きの販売期間は2月1日~3月31日で、価格は往復1万5000円から。ミラノやローマ、チューリッヒ、アテネ行きなどは2月1日~10日に、往復2万5000円から。ナイロビやカサブランカ、ハルツーム行きは2月11日~20日に、往復5万5000円から、販売する(いずれも、燃油サーチャージ、税別)。カタール航空のホームページのみで購入できる。

   ほかにも格安航空券サイトには、たとえばロンドン行きの往復で、エミレーツ航空で1万7000円から(2月発、燃油サーチャージ別)、トルコ航空で2万円(同)から、などが並ぶし、またエイチ・アイ・エスのツアーではロンドン6日間(2月17日~3月31日出発)で7万9800円~9万9800円(燃油サーチャージ込み、税別)などが用意されている。

   円安進行で海外旅行は割高になってきたといわれるが、こまめに探せば格安旅行は可能のようだ。

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