為替の知識もいらない? カンタンなFX「システムトレード」ってなに

   最近注目されているFX(外国為替証拠金)取引に、「システムトレード」がある。「指標Xがnの値になったら買う(or売る)」といった売買のルールを予め設定し、投資判断を投資家個人の経験や勘といった裁量的なものではなく、プログラムにより一貫して行う取引方法のことだ。

相場が気になって「仕事も手につかない」

   「NISA」(少額投資非課税制度)がスタートして、株式投資を始めたという人もいるだろう。とはいえ、株式ばかりが投資商品ではない。安倍政権の経済政策「アベノミクス」によって、たしかに株価は大きく上昇したが、為替も大きく動いた。ドル円相場は、2013年の1年間に2割超もの円安ドル高になったことにも注目して欲しい。

2013年は、株価も大きく動いたが為替の変動も大きかった。
2013年は、株価も大きく動いたが為替の変動も大きかった。

   2012年末に100万円分のドルを買った人がいま手持ちのドルを売れば、20万円儲かるわけだ。円安相場を予測してFX(外国為替証拠金取引)に投資した人は儲かっているはず。

   しかしFXというと、それだけで身がまえてしまう投資初心者は少なくないだろう。「知らないうちに手元資金がゼロになった」「べらぼうな証拠金を追加請求された」といった失敗談を耳にしたことがある人もいるだろう。

   儲けを殖やそうと高いリスクを背負えば、常に為替の動向をウオッチしていなければならないし、もう通貨の値動きが気になって仕事どころではなくなってしまう。

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