模倣品は練馬区の個人業者から仕入れる?
チャン・ルー側が13年、西武池袋本店の商品について「模倣品の疑いがある」と指摘して発覚した。本物と偽物とでは、ブレスレットを入れる袋のデザインが異なるほか、本体の作りも「雑」だという。
模倣品の指摘に一役買ったのは、知的財産権の保護活動を行う一般社団法人「ユニオン・デ・ファブリカン」。1872年にフランスで設立された団体で、有名高級ブランドなどが会員になっている。1970年ごろから日本でも「偽ブランド」が増加したため、1980年に東京事務所設立。2005年に現在の形態となった。
同法人の調査に対し、マルヤマ商会は、13年1月から複数の仕入れ先からチャン・ルー商品を買い入れ、模倣品は、連絡が取れなくなった東京都練馬区の個人業者から仕入れた疑いが強いと説明しているという。マルヤマ商会はホームページ上で「商標権侵害物品と気づいていなかったとはいえ、このような事態になりましたことを大変重く受け止め、お客様および関係者の皆様に、深くお詫び申し上げます」と謝罪文を掲載。模倣品だとは「知らなかった」という立場を示している。