公益財団法人に移行した日本相撲協会の理事候補選挙で、協会ナンバー2の事業部長を務める九重親方(58)(元横綱千代の富士)が落選した。2014年1月31日、親方97人による投票が両国国技館で行われ、定数10(外部理事を除く)に対して11人の親方が立候補。現理事長の北の湖親方(60、元横綱)や貴乃花親方(41、元横綱)ら7人の現職と、前回落選した元理事の友綱親方(61、元関脇魁輝)が当選。松ケ根親方(57、元大関若嶋津)と出来山親方(62、元関脇出羽の花)が初当選した。
3月24日の評議員会の推薦を経て、正式に就任する。
九重親方は歴代2位の優勝31回の実績をもつ。現在理事3期目。2年前の前回改選後に事業部長に就任し、1月の初場所中は病気療養明けの北の湖理事長に代わって理事長の職務を代行した。
落選した九重親方は「不徳の致すところです。(結果は)しょうがない」と語った。