EUでは2013年11月から搭載が義務化
また、ユーザーの安全性能への意識が高まっていることもある。「自動ブレーキ」は不注意による事故を防ぐとともに、運転者の負荷軽減につながる技術として人気を集めている。
それが新たな需要の掘り起こしにつながっており、自動車メーカーは安全性能が燃費性能と並ぶ「魅力」になる可能性がある、とみている。
実際に、いち早く取り組んでいるボルボや、「シティエマージェンシーブレーキ」を搭載するフォルクスワーゲン(VW)などの欧州車は、EUで2013年11月からすべての新型商用車で「自動ブレーキ」の搭載が義務化されていることもあって、この分野では先行している。
好調な売れ行きをみせる輸入車だが、日本で走る欧州車にも「自動ブレーキ」が一部で搭載されており、安全性能への関心が高い顧客層をとらえているとの見方もある。