実在しない朝日記者「進藤翔(24)」を探せ! NHK会長就任会見めぐりネット混乱、「虚報」流れる

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朝日新聞「該当する記者はおりません」

   だが、その数時間後、朝日新聞社のウェブサイトに

「籾井勝人NHK会長の就任記者会見に関し、28日からインターネット上で「NHK籾井会長に質問した記者、朝日新聞の進藤翔(24)らしい」というツイートが流れましたが、朝日新聞社に該当する記者はおりません。」

という記事が公開され、噂は完全に否定された。そもそも全国紙の新人記者は地方で数年間仕事することが多く、24歳の記者が東京でNHK会長の会見取材を任されることは通常ない。渡邉哲也氏と上念司氏は、その後、名前については事実誤認だったことを認めた。

   「進藤翔(24)」が「非実在記者」であることがわかったが、一部ネット民の騒ぎは収まらず、「通名変更したニダ」「通名変更ですね わかります」「キムチ臭そうだなw」「キチガイ朝日www顔面キムチレッドwww」と、今度は在日朝鮮人認定が始まっている。

   他方、デマに踊らされる人々を冷ややかに見る人もいて、「非実在記者」をネタにするツイートが多数書き込まれた。「朝日の進藤翔?今わたしの隣で寝てるぜ?」「私の友達の友達が進藤翔です」といったものや、ツイッターの名前を「進藤翔(24)」「進藤翔(遺伝子組み換えでない)」などと変更してツイートする人物が現れるなど、「非実在記者」が大増殖していた。

   ちなみに、デマの発生源と見られる最初に2ちゃんねるに「進藤翔(24)」と書き込んだユーザーIDを検索すると、「【埼玉】職務質問の警察官を川に投げる 殺人未遂などで大学生ら2人逮捕」というスレッドに「すかっとするな いい気味だ 警官はみんな殺されろ」といった内容を投稿していたことがわかる。

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