外相は元慰安婦女性の施設訪問でけん制
翌1月29日には、外務省報道官が予告した「それ相応の措置」の内容が少しずつ明らかになっている。
尹炳世(ユン・ビョンセ)外相は1月29日、京畿道広州市の民間施設「ナヌムの家」を訪問。この「ナヌムの家」は、かつて慰安婦にさせられたと主張している高齢の女性がボランティアスタッフとともに共同生活を送っている場所だ。聯合ニュースによると、尹氏がここを訪れるのは初めてで、外相が訪問するのも異例。尹氏氏は
「過去の悪行を正当化している」
と改めて日本側を批判したといい、日本側の解説書をめぐる対応を「けん制する意図もあるとみられる」(聯合ニュース)と伝えられている。
韓国側の主張によると、竹島は慶尚北道に属することになっている。慶尚北道の金寛容(キム・グァンヨン)知事は1月29日午前、ヘリコプターで竹島入りして「ウソの事実を教育する許し難い蛮行」などと日本を非難する声明を発表した。「道」は、日本の地方自治体の区分では「都道府県」のレベルにあたる。このクラスの首長がヘリで現地入りするというパフォーマンスをしてまで日本に抗議するのは極めて異例だ。