米グーグルのメガネ型ウェアラブルコンピュータ「Google Glass(グーグルグラス)」向けにセックスアプリが開発された。その名も「Sex with Google Glass」だ。
グーグルグラスを着用した状態でセックスをすると、パートナーから見た映像が自分の端末に映し出され、鑑賞しながら行為を楽しむという。
映像は5時間で自動消去
2014年1月22日、海外複数メディアが「Sex with Google Glass」について報じた。ロンドンのアプリ開発者Sherif Maktabi氏らが手掛け、「どうしたらグーグルグラスでセックスをよりすごいものにできるか」という考えから生まれた。
パートナー視点のセックス映像をストリーミングで流せるほか、スマートフォンなど別のデバイスと連携すれば、第三者が見ているようなアングルからの撮影などが可能になる。公式サイトではセックスの「経験の仕方が変わる」ことをうたっている。
声に反応してアプリが動作する仕組みもあり、「OK, Glass, it's time」と言うと撮影が始まる。他にも「OK, Glass. lights off」と言って部屋の明かりを消したり、雰囲気を高める音楽を流したりすることもできる。
プライベート映像が流出する「リベンジポルノ」が社会問題となっているが、これに対する予防策も講じてある。撮影した映像は保存から5時間後に自動的に完全消去される仕組みだ。アプリを試したいという人々から何百通ものメールが届き、反響を呼んでいると公式サイトに書かれている。
グーグル社はポルノアプリを規制
ただし、グーグル社はグーグルグラスのポルノアプリを厳しく取り締まっているため、正式な審査を通さない形でリリースされると見られている。自分が見た映像が映し出されるアプリ「Tits & Glass(おっぱいとメガネ)」を2013年6月にMiKandi社がリリースしたがすぐに削除され、ヌードや性描写、露骨に性的なコンテンツを含むアプリの提供は認められなくなった。
セックスアプリの開発は日本でも話題になっている。「誰が得するんだよ…」「こんなセックス絶対したくない」という意見が一部で出たが、「Googleメガネ凄すぎワロタ SEXが変わる」「おぉ、とうとう出るのか。これがGoogle Glassの正しい使い方だよ」と期待する声が多い。