「コスプレとは呼べないレベル。論外中の論外」
今のところ判明している容疑者のコスプレ姿は、1種類しかない。また、一般的にコスプレーヤーは「年長組」でも20代が多いようで、容疑者のように49歳という年齢は珍しそうだ。
コスプレ専門サイト「コスBON Fantasy」を運営する芸能評論家の肥留間正明氏は、容疑者の変装ぶりを「コスプレとは呼べないレベル。論外中の論外」と手厳しい。本来コスプレーヤーは撮影に臨む際、「ひとつの作品」を残すために衣装をきちんと着こなし、ヘアメークをきめて臨むのだという。ところが容疑者の写真を見ると「(ウィッグの)髪を含めて薄汚い印象。あれでコスプレと呼ばれては、コスプレーヤーがかわいそうです」と苦笑する。
またコスプレを楽しむ人は「会場限定」で変身し、日常生活の場では普段着に戻るといった「オンとオフ」を使い分けているという。アニメキャラの扮装でスクーターにまたがり、得意げに地元の繁華街をうろつくというのは、いわば「ルール違反」と言えそうだ。
「そもそも、49歳であんな格好する男性、いませんよ」と肥留間氏はバッサリ。目立ちたがり屋の「変なおじさん」という見方だった。