巨大深海魚「リュウグウノツカイ」はうまい 「独特の食感あって最高です!」

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   一般的に「深海魚」は、臭くて水っぽくあまり美味しくないと言われている。

   そんな深海魚の一種「リュウグウノツカイ」が、兵庫県の海岸に打ちあがったが、あるツイッターユーザーの「食べてみた」ツイートが話題を集めている。実はなかなかの美味らしいのだ。

みそ汁、バター炒め、ポン酢和え、醤油バター焼きで食べる

リュウグウノツカイの心臓のバター醤油焼き(@yamasemi_0w0さん提供)
リュウグウノツカイの心臓のバター醤油焼き(@yamasemi_0w0さん提供)

   2014年1月23日、ツイッターユーザーの@yamasemi_0w0さんが「地元の砂浜にリュウグウノツカイが生きた状態で打ちあがったよ~!」と投稿した。同じ日に兵庫・豊岡市竹野浜のたけの観光協会が、ツイッターで「リュウグウノツカイが漂着した」と報告しているため、竹野浜で打ちあがったものと思われる。

   翌24日には、「標本にするか研究資料にするか色々な機関に連絡とった結果、引き取り手が無かったので食べる事に」なったそうだ。あらゆる調理法を試していて、みそ汁にすると「食感はたまごの白身みたいな感じ。味は少し癖がありましたが、タラみたいなほのかな甘みがありました!とっても美味しくいただけました!!」。

   バター炒めでは、身に水分が多いので湯通ししてから調理したという。「汁の時より若干食感があり、ご飯のお供と言うより酒の宛向き?美味しかったけど、煮た方が美味しいかな?」。

   肝臓は血管を処理し、酒とみりんと薄口醤油と生姜で煮てから、おろしポン酢で和えてネギを添えた。「味は濃厚な蟹味噌!あまりに濃厚で、沢山は食べれないかも。お酒と合う!」。

   そして「今回の目玉商品」として、湯でしっかり洗って引き締めた心臓を醤油バター焼きに。「3つのブロックに別れた部位、それぞれが独特の食感があって最高でした!ココが一番美味い!!」と太鼓判を押している。部位によって、鶏のハツや牛の白もつのような味と食感らしい。

さかなクンも絶賛「例えるならば地鶏に似ている」

   一連の「食べてみた」ツイートは多いもので1万回近くリツイートされ、「どんなお味か食べてみたいです」「珍しい食材なのに美味しく料理される腕前がすごいですね!」などとリプライも大量に寄せられている。多くのネットユーザーはリュウグウノツカイの味に高い関心があるようだ。

   @yamasemi_0w0さんは、「よく臭くて不味いとか言われてるけど、多分時間が経って痛んだのと調理の仕方が悪かったんだと思う。もし機会があれば皆さんもチャレンジして欲しいな!」とオススメしている。

   ちなみに魚類学者のさかなクンも、過去にリュウグウノツカイを鍋料理として食べたことがあるそうだ。13年10月放送の情報番組「モーニングバード!」(テレビ朝日系)で、「上品ながら、さっぱりとしたおいしさの中に脂ものって、思いのほかおいしい!例えて言うならば、地鶏のお肉に似ている」と絶賛していた。

   リュウグウノツカイは世界最長の硬骨魚類とされ、最大で全長11メートルの個体が確認されている。今回食されたリュウグウノツカイは、全長4メートル20センチだったそうだ。

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