財務省が2014年1月27日に発表した13年の貿易統計(通関ベース)によると、輸出額から輸入額を引いた貿易収支は11兆4745億円の赤字となった。赤字額は過去最大だった12年の6兆9410億円を大きく上回った。円安傾向と原子力発電所の停止を背景に、火力発電に使う原油や液化天然ガス(LNG)など燃料の輸入額が膨らんだ。
2013年の輸出額は前年比9.5%増の69兆7876億円。輸入額は15.0%増の81兆2621億円。輸入額は4年連続で増え、過去最大となった。
日本の貿易収支は2011年に東日本大震災の影響で赤字に転落して以降3年連続の赤字となった。3年連続の赤字も79年以降で初めて。ただ、13年の輸出額は3年ぶりに増えた。