小田急・快速急行の窓から飛び降り 命を落とさなかったのはなぜなのか

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   小田急線・快速急行の窓から走行中に飛び降りた男性(39)について、ネット上では、非難が出るとともに、命を落とさなかったことに驚きの声が上がっている。

「電車に飛びこんだんじゃなく、電車から飛び降りたって」「どういうことだよ...」

   小田急線で2014年1月23日夜、アナウンスなどで飛び降りの情報が流れると、ツイッターでは、首都圏ではあまり聞かないような事態に戸惑いの声が相次いだ。

電車が分岐点でスピードを落としていた?

   報道によると、この男性は、神奈川県川崎市内の生田駅―向ヶ丘遊園駅間で、新宿行き快速急行の窓から飛び降り、その後、線路から走って逃げた。しかし、そこから50メートルほど離れたマンション駐車場内でうずくまっているところを多摩署員が見つけ、救急車で病院に運ばれた。男性は、頭から血を流すなど全身にケガをしていたものの、命に別状はないという。

   車内では、男性は、女性客から「体を触られた」と痴漢被害を訴えられ、トラブルになっていた。多摩署では、男性の回復を待って事情を聞く方針だ。飛び降りた影響で、小田急線は、約40分運転を見合わせ、新宿などの各駅では運転再開を待つ人たちで大混雑する騒ぎになった。

   小田急電鉄によると、快速急行は、直線なら100キロ前後のスピードで走行している。飛び降りた現場は、カーブが多いため、電車の制限速度は45キロになっていた。男性は、上の窓を引き下ろし、そこから身を乗り出すようにして飛び降りたらしい。

   男性がケガで済んだことについて、広報担当者は、「普通では考えられないことですので、なぜそうなのかは回答しかねます」と言う。ただ、現場は、向ヶ丘遊園駅から数十メートル手前で、線路が左右に分かれるポイントにもなっており、電車がスピードを落としていた可能性はあるようだ。

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