AKB48の主要メンバーとお笑い芸人が都内の飲食店で食事する様子が、「週刊文春」2014年1月30号(首都圏では1月23日発売)で写真付きで報じられた。実は、会合が開かれた店は、男性の会合出席者の一人が「合コンでよく使う」としてテレビ番組で紹介していた。
かなりの意気込みで会合に臨んだようだが、その結果は芳しいものではなかったようだ。
カウンター席、半個室、屋上テラス、カラオケ付きの個室がある
文春記事によると、会合に出席していたのは、AKB側が「総監督」こと高橋みなみさん(22)、大島優子さん(25)、小嶋陽菜さん(25)、峯岸みなみさん(21)。お笑い芸人側は、吉本芸人の平成ノブシコブシの吉村崇さん(33)とピースの又吉直樹さん(33)に加えて後輩芸人らが参加したという。記事では、大島さん、小嶋さん、吉村さんと又吉さんが別々に店から出てくる様子が写真3枚を使って報じられている。
記事中では「東京・西麻布にある居酒屋『S』」としか紹介されていないが、実際の店名は「西麻布 和食さくら」。この店を、吉村さんは1月19日にTBSで放送された「サンデー・ジャポン」の「緊急特別企画 男の口説き飯」と題した企画で紹介していた。
VTRの冒頭では、店のことを「吉村さんが合コンでよく使うという…」と紹介。
「京都の料亭で10年間修行を積んだ大将がつくる、繊細で味わい深い料理がいただける名店。カウンター席の他、半個室や屋上テラスまであるのだが…。吉村さんがよく利用するのは、カラオケルームになっている個室とのこと」
とナレーションが続いた。「豪快盛り」(2~3人前、2800円)を前に、吉村さんは、
「本当に女の子は刺身好きですよ!」
「合コンでは絶対、この刺し盛り(刺身の盛り合わせ)っていうのはマストアイテム」
と力説。メニューには載っていない「裏メニュー」の「タコサラダ」(1260円)も注文し、常連ぶりをアピールしていた。
「大酒飲みの大島が確かな足取り。酔えなかったのは相手のせいか?」
スタジオでは、ミッツ・マングローブさん(38)が
「『さくら』って吉村君と一緒に行ったことがありますけど、合コンしてるかどうかは分からない。私も知らないおカマと『ブチュッ!』ってやってました」
と暴露し、スタジオを爆笑させていた。このミッツさんの発言は文春記事でも紹介されている。文春記事は、この発言を紹介することで「S」が「さくら」だということを暗に伝えたものとみられる。
文春記事によると、会合の写真が撮られたのは1月20日夜から21日未明にかけてなので、吉村さんは、自らが前日にテレビで自慢した店を舞台に会合に臨んだことになる。
「さくら」は六本木通りに面しており、テレビ朝日からは徒歩10分ほどと交通のアクセスも良い。記者が現地を訪れた際にはフロントガラス以外を黒いフィルムで覆ったマイクロバスやワゴン車が目立ち、周辺でロケも多く行われている様子だった。
店のウェブサイトによると、コース料理の場合で「しゃぶしゃぶ、すき焼きコース」が6300円、「豚しゃぶコース」が3150円、「海鮮寄せ鍋コース」が5250円。2100円で飲み放題をつけることもでき、価格もかなりリーズナブルだと言えそうだ。
ただ、文春記事の大島さんの写真のキャプションでは
「大酒飲みの大島が確かな足取り。酔えなかったのは相手のせいか?」
と皮肉られており、会合は不調に終わったようだ。