「自らファシスト宣言ですか。世界の鼻つまみ者ですね」
14年1月19日、デモは予定通り行われたが、カウンター活動のため現地に行ったと思われる人が、ツイッターで「蕨のデモ、先頭集団がナチスの旗を背負ってる…。ひどい」と、ハーケンクロイツを背中に巻きつけたデモ参加者の写真付きで投稿し、多くの人にこの問題が広まった。
「こりゃひどい。一線を超えた彼らを許しちゃあかん」「自らファシスト宣言ですか。世界の鼻つまみ者ですね」「最早、クズとか馬鹿じゃ済まされんわな」など非難の声が多数上がったほか、「#1月19日西川口と蕨でのヘイトクライムを許すな」というハッシュタグでも、デモへの怒りが寄せられた。
ドイツではナチを賛美することが違法とされ、ハーケンクロイツを掲げることも、民主主義を否定する行為と考えられている。
もっとも、問題のデモ参加者が巻いていたハーケンクロイツは裏返しになっていて、「卍(まんじ)」になっているという指摘もあり、「こいつらアホですか?」「裏返しwwwwwバカすぎるwww」と嘲笑する書き込みもある。
今回のデモの主催団体の代表・有門大輔氏が1月20日に更新したブログによると、ハーケンクロイツの掲揚を認めたのは、ネオナチを標榜する極右政治団体「国家社会主義者同盟」代表で、埼玉県を拠点としていた故・篠原節氏への「鎮魂歌の意味合いもあった」と説明している。