コンサルティング会社のトータルブレインが2013年に発売された新築マンションの販売状況を調査したところ、東京都心では61%が「好調」で、12年の2倍近くに増加した。「苦戦」は12%で、3分の1に減った。
売れ行きは「好調」「まずまず」「苦戦」の3段階で評価。2013年1~11月に首都圏で発売された全727物件について、不動産会社に販売状況を調査し、557物件で回答を得た。 販売価格や金利の先高観が消費者の購入意欲を刺激。アベノミクスによる景気回復期待を追い風にマンション販売が伸びた。首都圏全体では「好調」が42%。千代田、新宿、渋谷、文京の4区は7割を超え、都心の好調さが目立つ。
4月には消費税率が8%に上がるが、住宅ローン減税拡充など需要を下支えし、マンション販売は好調に推移するとみられる。