ベトナムの首都ハノイで2014年1月19日、南シナ海の西沙諸島を占拠する中国に対しての抗議デモが行われた。
1974年1月に西沙諸島で中国と南ベトナムが交戦し、勝利した中国が西沙一帯を事実上支配してきた。ベトナムは島の領有権を主張しており、19日が占拠からちょうど40周年にあたることから、インターネット上では抗議行動の呼びかけが行われていた。
各報道によると、デモ当日は市内の公園に約100人が集まり、「ホアンサ(西沙)諸島はベトナムの領土だ」などと訴えた。ベトナムでは集会やデモは原則禁止されているが、治安当局は国民の不満に配慮して参加者の逮捕などの強制措置を取らなかった。