「軽が輸入障壁でないと主張できる」
日本の軽規格に合った外国車は、2000年代にメルセデス・ベンツが2人乗りの小型車「スマート」の全幅とエンジン排気量を日本の軽規格に合わせ、軽自動車として輸入したケースがある。しかし、欧米のメーカーが日本の軽規格に合わせたミニカーを開発・生産するのは非効率で、日本に軽自動車として輸入される新たなモデルは途絶えていた。
セブン130は、そこに一石を投じそうだ。「外国メーカーでも、やる気があれば日本の軽規格に合わせたクルマを開発できることが証明され、軽が輸入障壁でないと主張できる」(政府関係者)からだ。TPPをはじめとする日米通商交渉で、日本側が有利となるのは間違いない。スズキのエンジンを積んだ英国製・軽スポーツカーの輸入が待ち遠しい。