「誰かを貶したりするのは大いに楽しい、 人生を豊かにすると思う」
掲示板「2ちゃんねる」にも今回の文章を引用し「為末大からおまえらにありがたいお言葉」などといったスレッドが立ち、為末さんに対し、
「バカだな。俺たちは誰かをけなすのが人生の目的。毎日やってるからスキルもアップしてる」
「貶すのも人生を何も変えないように見えるが、ストレス発散という面では有効だよ」
「俺の考えは違うな。他人の浮きし沈みに一喜一憂して誰かを貶したりするのは大いに楽しい、 人生を豊かにすると思う」
などといった批判が出ている。
こうした書き込みをしている人たちが本当にそう思っているのかはわからないが、為末さんが上から目線で正論を吐いていることが鼻につき、何でもいいから反発してやろうというのが全体的なムードになっている。2013年10月に為末さんのツイッターが「炎上」したときも似たような状態だった。
為末さんは、やればできると言うのは成功者の言い分であるとし、
「例えばアスリートとして成功するためにはアスリート向きの体で生まれたかどうかが99%重要なことだ」
「努力だけでオリンピック選手にはなれない」
などと発言した。ネットではそれは正論で間違ってはいないが、アスリートには夢とロマンがあってもいいはずだ、などとして、
「指導者の立場として『努力は報われる』と励ますべきだろ!」
「みんなイチローや中田である必要はないし、努力する事に意義はある」
などと大反発を食らった。