「この手の話はもっとありそうだなあ」
一連のツイートはネット上で注目を集め、「徹底的に叩き斬らないとどうしょうもないですね」「Amazonに何らかのデメリットが発生するようにしないと絶対無くなりそうにないな」「とりあえず裁判と、口座のブラックリスト入りってところでどうでしょう?」などと、さまざまな意見があがっている。「本人気づいてないだけでこの手の話はもっとありそうだなあ」と懸念する声もあり、実際に自身の作品を調べてみたところ、無断販売が発覚したとツイートする同人誌作家もいた。
KDPの出版費は無料、「出版手続きにかかる時間は5分、本は48時間以内に販売されます」とうたっているとおり、「手軽さ」を売りの一つにしている。基本的な個人情報と銀行口座を入力すれば、誰でも登録できる。出版前には48時間以内で終わるという内容の適正審査があるそうだが、海外ではすでに今回と同様の事例が横行しているとの指摘があり、現状の仕組みでは第三者による無断販売をすべて未然に防ぐのは難しそうだ。
実際にこのような問題が起きた場合の対応について、アマゾン ジャパンに問い合わせたところ「個別具体的な事例についての回答は控えさせていただきます」として回答を得ることができなかった。だが、原則としてはAmazon.co.jpのサイト上にある「知的財産権侵害の申し立て」から申告することができる。自身が権利者である場合、オンラインまたは書面での申告が可能とのことだ。なお、鶴崎さんは16日深夜に削除されていることを確認したとツイッターで報告している。