問題が再燃するかは、細川氏の釈明次第に
報道によると、みんなの党の渡辺喜美代表は、2014年1月11日の会見で、細川護煕氏について、「もらったのか、借りたのかはっきりしないまま辞めた。20年前でも覚えている人がいるのだから、当然問題にならざるを得ない」と疑問を呈した。
細川氏自身は、まだこの問題について出馬表明後に釈明していない。しかし、細川氏の佳代子夫人は、地元熊本で12日に行った講演後に、マスコミの取材に応じた。佳代子夫人はそこで、1億円について、「全部返しました」「ほかに言いようがないじゃないですか」と説明し、都知事選への影響を問われると、「全然」と明確に否定した。
今後、この問題がどうなるかはまだ不透明な状況だが、細川氏の釈明内容にもよりそうだ。
一方、出馬表明した舛添要一氏についても、自民党は、舛添氏が離党したときの経緯などにわだかまりがあるようだ。前出の深谷隆司氏もブログで、「今名前の出ている人で、是非応援したいという人物は、残念ながら見当たらない」と不満を述べている。
今回の都知事選では、舛添氏らも、細川氏同様に脱原発を主張しており、ネット上では、争点が明確にならずに投票率が下がる懸念の声も漏れている。