美奈子、背中全面タトゥーをテレビ告白 除去に400万円? 西川史子「見せるべきですか?」

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   ビッグダディこと林下清志さん(48)の元妻でタレントの美奈子さん(30)が、背中全面に彫ったタトゥーをテレビ番組で初披露した。その是非を巡って、ネット上でも論議になっている。

   向かって左の背中には、蓮の花を囲む5つの玉の中に、子供5人の名前が「梵字」で入れられている。右の背中は、右腕にかけて描かれた不死鳥「鳳凰」だ。

子供を苦しめていると、タトゥー除去も明かす

突然の告白が波紋(2013年8月撮影)
突然の告白が波紋(2013年8月撮影)

   このタトゥーは、2013年1月6日夜放送のTBS系バラエティ「私の何がイケないの?」のスペシャル番組で公開された。

   美奈子さんは、テレビなどでいつも長袖を着ているため、ネット上などではうわさになっていた。実際にタトゥーを見た司会の江角マキコさんは、その大きさに驚いて、「結構入ってるんだ」と漏らしたほどだ。

   番組によると、美奈子さんは、6年前の24歳のときに、10万円をかけてタトゥーを入れた。清志さんの前の夫と離婚し、シングルマザーとして子供たちを育てなければならない不安に襲われたことがきっかけだった。そのとき、美奈子さんは「何か形に残さないと、残しておかないと今の気持ちを忘れてしまう」と考え、いつまでも消えないタトゥーを選んだと説明した。

   小さいころから父親のDVを受け、前の夫からも同じような目に遭ったといい、そんな自分の弱さに気づいて克服する意味もあったそうだ。

   ところが、子供たちが成長するにつれ、タトゥーが逆にネックになってしまった。周囲から冷たい目で見られ、子供たちが好きな銭湯にも一緒に入れなかった。職を探すにしても、昔やっていた水泳指導もできなかった。子供からも「みんな、変だって言う」と明かされ、守るどころか苦しめていることを知って、タトゥー除去を決意したという。美奈子さんは番組で、「入れたことについては後悔はしていないんですけども、今は必要ないものかなって思っています」と告白した。

タトゥーについては、賛否両論に分かれる

   タトゥーを止めることについて、司会の有田哲平さんから「中途半端な感じにはなってません?」と聞かれると、美奈子さんは涙を流しながら釈明した。

「子供たちはだいぶ大きくなってきて、私は1人で戦わなくてもいいんだっていうことに気付いた」「ちゃんと家族の絆でいろいろ乗り越えられるってのがようやく気付いた」

   とはいえ、タレントで女医の西川史子さんは、コメンテーターとしてこう疑問を呈した。

「あの~、ここに来て、見せるべきですか? 知らない人にまで知らしめることないと思うんですよ。自分で決意して、自分で病院行って、自分で落とせばいいだけの話で」

   これに対し、美奈子さんは黙ってうなづくばかりだった。

   番組では、美奈子さんがタトゥー除去のため、スタジオ収録から3週間後に美容外科を訪れるところも紹介した。美奈子さんの場合は、傷跡の残りにくいレーザー照射ではなく、皮膚切除をして縫い合わせるしかないと医師が説明した。費用は400万円もするという。3回手術して長ければ2年かかり、その間は子供の抱っこもできないとも宣言された。美奈子さんは悩んだ末の3日後に、除去を延期することを番組で明らかにした。

   この決断には、西川さんは「逃げだな」と批判し、ゲストの大久保佳代子さんは、「永遠にやらないかもしれない、それはそれで全然いいと思う」と理解を示すなど、番組内で賛否が分かれた。

   ネット上でも、美奈子さんについて、「子供もいるのにわざわざテレビで晒す事じゃないよな」などの批判のほか、「覚悟を決めて彫り物入れたんなら仕方ないじゃん」といった声もあり、様々な意見が出ている。

   美奈子さんは2014年1月7日にブログを更新し、「色んな意見ほんとどれも間違いなどなくてたしかにっておもう」と感想をつづっている。

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