ビッグダディこと林下清志さん(48)の元妻でタレントの美奈子さん(30)が、背中全面に彫ったタトゥーをテレビ番組で初披露した。その是非を巡って、ネット上でも論議になっている。
向かって左の背中には、蓮の花を囲む5つの玉の中に、子供5人の名前が「梵字」で入れられている。右の背中は、右腕にかけて描かれた不死鳥「鳳凰」だ。
子供を苦しめていると、タトゥー除去も明かす
このタトゥーは、2013年1月6日夜放送のTBS系バラエティ「私の何がイケないの?」のスペシャル番組で公開された。
美奈子さんは、テレビなどでいつも長袖を着ているため、ネット上などではうわさになっていた。実際にタトゥーを見た司会の江角マキコさんは、その大きさに驚いて、「結構入ってるんだ」と漏らしたほどだ。
番組によると、美奈子さんは、6年前の24歳のときに、10万円をかけてタトゥーを入れた。清志さんの前の夫と離婚し、シングルマザーとして子供たちを育てなければならない不安に襲われたことがきっかけだった。そのとき、美奈子さんは「何か形に残さないと、残しておかないと今の気持ちを忘れてしまう」と考え、いつまでも消えないタトゥーを選んだと説明した。
小さいころから父親のDVを受け、前の夫からも同じような目に遭ったといい、そんな自分の弱さに気づいて克服する意味もあったそうだ。
ところが、子供たちが成長するにつれ、タトゥーが逆にネックになってしまった。周囲から冷たい目で見られ、子供たちが好きな銭湯にも一緒に入れなかった。職を探すにしても、昔やっていた水泳指導もできなかった。子供からも「みんな、変だって言う」と明かされ、守るどころか苦しめていることを知って、タトゥー除去を決意したという。美奈子さんは番組で、「入れたことについては後悔はしていないんですけども、今は必要ないものかなって思っています」と告白した。