1人抜かれるごとにフィギュア1個没収 順天堂大、箱根駅伝選手への「罰」は実行されるのか

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   2014年箱根駅伝で、駅伝の古豪として知られる順天堂大学の往路3区を走った、稲田翔威選手(2年生)の発した言葉がネットで注目された。稲田選手は2人に抜かれてしまった罰として、アニメキャラの人形「フィギュア」を2体、コーチに没収されてしまう、と嘆いたからだ。

   大学の駅伝選手はアニメや声優ファンが多く、稲田選手のこうした話題に加え、今回の駅伝でもアニメキャラのコスプレをする集団が出たりするなどしたため「箱根駅伝はアニメファンの祭典」などとネットで発言する人も出ている。

「山の神」柏原竜二選手は「走れるオタク」で有名だった

フィギュアの「補給」を申し出た
フィギュアの「補給」を申し出た

   14年1月3日付けのスポーツ報知は、過去11度の箱根駅伝総合優勝を誇る順天堂大学が1日目の往路で19位になったと報じた。3区、4区を走った選手が振るわなかったせいも大きく、3区で2人に抜かれ区間15位だったアニメファンの稲田選手は、

「長門(俊介)コーチに1人抜かれるごとにフィギュア1個没収と言われていたので2個取られちゃいます…」

と肩を落としインタビューに答えたと書いた。

   これがネットで話題になり、命より大切なフィギュアを没収するなんてコーチは鬼だ、とか、これくらいの厳罰を与えなければ順天堂の復活はない、などといった議論に発展した。

   実は、大学の駅伝選手にアニメファン、声優ファンが多いのは有名で、各大学の選手のプロフィール欄「好きなタレント」にはアニメキャラや声優の名前がズラリと並ぶ。12年1月の箱根駅伝で総合優勝を果たした東洋大学の「山の神」柏原竜二選手は、アニメ、マンガ、そして声優の花澤香菜さんの大ファンで、「走れるオタク」という異名を持ち、沿道のファンからアニメに関連した声援が送られていた。

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