新婚夫婦はなぜエクアドル超危険都市に ガラパゴス諸島観光のためだった?

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   南米エクアドルで新婚旅行中の日本人夫妻が銃撃された場所は、エクアドル最大の都市「グアヤキル」だった。

   スペイン植民地時代の面影を残す観光名所や、イグアナが集まる公園など人気スポットがある一方で、犯罪率の高い都市としても知られる。新婚夫婦が危険の多い地を選んだのはなぜなのか。

大使館も「流し」のタクシーを危険視

エクアドル旅行はガラパゴス諸島へ行くためだった?(画像はグーグルマップより)
エクアドル旅行はガラパゴス諸島へ行くためだった?(画像はグーグルマップより)

   2013年12月28日夜、新婚旅行中の人見哲夫さんと妻の真梨子さんはグアヤキル市内のレストランで夕食を済ませ、通りを走っていた「流し」のタクシーに乗りこんだ。その後、後をつけてきた8人組グループに銃撃されたとみられている。哲夫さんは死亡、真梨子さんは大けがを負った。その後の報道では、現金や携帯電話などが奪われていたことも明らかになっている。中南米ではタクシーの乗客が一時的に誘拐されて金品などを奪われる「短時間(特急)誘拐」が横行していて、今回も同様の犯行とみられている。

   実は夫婦が滞在した「グアヤキル」は、強盗など凶悪犯罪の発生率が首都キトと並んで群を抜いている治安の悪い都市だ。外務省のホームページでも注意を促している。特に「短時間誘拐」については細かな説明があり、タクシーに乗る際には「最低限営業許可」を取得したタクシーであることを確認すべきだとしている。在エクアドル日本大使館でも「流しのタクシー」「非正規タクシー」の利用は控えるようホームページで訴えていて、タクシーの見分け方まで細かく解説している。

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