エロ「性進国」日本に憧れる韓国ネチズン 日本のAVはまさに垂涎の品

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   「倭寇」「チョッパリ」「放射能国」「寿司国」……お互い様とはいえ、韓国のネット上では日本は常にバッシングの対象だ。ところがそんな彼らが、日本に賞賛を惜しまないある分野がある。

   それは、「エロ」だ。なぜだか韓国ネチズンたちの間では日本と言えば性に開放的な、先進国ならぬ「性進国」というイメージが定着しているらしい。ネチズンたちの眼鏡で見た、性進国・イルボンの姿とは――

「ちょっと始発で日本行ってくるわ」「国内導入を急げ!」

「日本の一般的な女性アイドル」が話題になった韓国の掲示板「イルベ」。日本でもさすがにこれは普通ではない気が…
「日本の一般的な女性アイドル」が話題になった韓国の掲示板「イルベ」。日本でもさすがにこれは普通ではない気が…
「性進国の『一般的な』女性アイドルグループ」

   最近、韓国の掲示板サイトに、こんなタイトルのスレッドが立てられた。

   そこに張り付けられていたのは、胸が完全に露出した全身タイツを身に覆い、その巨乳を手で隠した(いわゆる「手ブラ」状態の)、女性2人組の画像だ。日本のテレビ番組をキャプチャーしたもののようで、テロップによれば自称「手ブラーマン」……らしい。その姿にネチズンたちは大興奮、

「ちょっと始発で寿司国(日本)行ってくるわ」
「ちくしょう、国内導入を急げ!」

とわれ先に書き込む。

   なお彼女たちの正体は、手ブラを売りに活動したセクシーお笑いコンビ「魔女っこ」だ。確かに日本の実在するタレントではあるが、「一般的な」アイドルとは言い難い。ちなみに日本に来たい、というネチズンには残念だが、すでに2013年3月で活動を終了している。

壇蜜さんなどのテレビ番組が「日本の日常」

日本の一般的な?タレントの壇蜜さん(5月撮影)
日本の一般的な?タレントの壇蜜さん(5月撮影)

   こうした話題は、韓国のネット上ではそれこそ日常茶飯事のように交わされている。

   たとえば「エロスの女王」壇蜜さんが水着姿で出演したテレビ番組のキャプチャー画像が張り付けられ、「一般的な性進国のトークショー」。お色気を前面に打ち出した異色の温泉番組として知られる「温泉に行こう!」(CSフジ1・2・NEXTなど)が「一般的な温泉の紹介番組」。ロリータ系の成人漫画誌「LO」が「一般的な雑誌」。「一般的な痴漢のレベル」として紹介されるのは、側溝にもぐりこんでスカートの中身を覗いた珍事件の犯人――と、枚挙に暇がない。果てはCSのアダルト系放送局主催の、募金すればセクシー女優の胸をもめる「おっぱい募金」が「日本の一般的な寄付文化」とまで言われると、「いったいどんな国だ!」とツッコミを入れたくなる。

   極端な事例がほとんどとはいえ、これらの話はどれもいちいち「事実」なだけに、日本としては今一つ正面から反論はしにくい。

「サスガ」「スゴイ」という日本語が流行

   韓国はエロに対してはかなり「お堅い」お国柄で、たとえばアダルトビデオなどへの規制は日本より圧倒的に厳しく、テレビでも、人気ガールズグループ・KARAが「ヘソ出し」衣装を着ただけで出演NGになったことさえある。

   そのため日本のAVはまさに垂涎の品で、声高に「反日」を叫ぶユーザーに、「じゃあ、お前は日本のAV見ないの?」との茶々が入る――というような場面もまま見られる。「日本=性進国」というイメージは、どうやらこの辺から来ているらしい。

   そんな韓国ネチズンにとって、「性進国・イルボン」はからかいの対象であるとともに、ある意味で「憧れ」の国だ。性進国の話題が出れば、日本人の「スケベ」ぶりを揶揄するような書き込みとともに、「我が国も模範にしなければ」といった叫びが、皮肉半分、本気半分に上がる。最近では日本語をそのまま輸入して、

「サスガ!」
「スゴイ!」

と書き込むネチズンさえいるほどだ。「イルボン」と「GOD(神)」を併せた、「ガッボン」という「日本賛美」の言葉も生まれている。皮肉として使われることも多いため額面通りには受け取れないが。

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