急成長か淘汰か…クラウドファンディング ホリエモン、堀潤らが相次いで乗り出す

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海外では市場規模5000億円

   日本のクラウドファンディング業界の市場規模は、およそ100億円程度と推定される。一方、世界ではすでに5000億円規模に到達しているとされ、文字通り「桁が違う」状態だ。米国の代表的サイト「Kickstarter」では、2013年に達成が確認されたものだけでも、実に40件近くが100万ドル(約1億円)を集めることに成功している。

   とはいえ、成長とともに問題点も指摘されている。特に、出資者と企画側のトラブルが課題だ。魅力的なプロトタイプの製品を提示して資金を集めたものの、肝心の量産は難航――といったケースはその一典型といえる。たとえばスマートウォッチ「Pebble」はその斬新なプロジェクトが受け、実に1000万ドル(約10億円)を一気に調達したが、開発スケジュールが遅れ、一時騒ぎになった。

   そもそもの企画自体が詐欺、詐欺まがい、というような事例も海外ではすでに起こっている。特に最近は、より大きな金額が動く「投資型」と呼ばれるクラウドファンディングが盛り上がっているだけに、こうした懸念は強い。

   すでに米国では、関係する規制の緩和などを進めるとともに、投資家の保護などの対策が議論される。日本でも規制緩和に向け、同様の検討が続いている。

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