高笑いから一転した韓国
また日中の摩擦は韓国でも波紋を広げた。中国の防空識別圏設定をめぐり、韓国ではすわ日中開戦か、と大盛り上がりしたことはJ-CASTが伝えた通りだ。しかも、一部ネチズンによるいつもの勇猛な意見だけでなく、「アジアの盟主争奪戦…第3次日中戦争の導火線に火」(ヘラルド経済)、「日中戦争のシナリオ」(アジアトゥデイ)とメディアも扇情的な見出しで記事を書いた。
しかし、その後に韓国も防空識別圏の拡大を発表。中韓両国が主権を主張する離於島を含む範囲であり、日中韓の3国が東シナ海上空で緊迫したムードで対峙を続けている。
そのほか、無人機による戦争が行われるのではないか、と煽り立てる中国メディアもあり、尖閣周辺は海だけでなく空でも軍事的緊張が続いた1年だった。